著者/所属機関
Sebastian Baltes (University of Trier) et al.
出典
ESEC/FSE 2018
目的
- ソフトウェア開発の専門性を表現するモデル(理論)の構築
- よい開発者になるためにはどうすればいいか?
手法
- 下記3フェーズを通じてSDExp(Software Development Expertise)モデルを構築
- Online Survey + Grounded Theory
- Java開発者へのインタビュー + SDExpモデル洗練
- 熟練開発者へのインタビュー + SDExpモデル洗練
- 熟練者と初心者を分ける特徴はなにか,に着目し調査
- 熟練者が初心者に習得して欲しいと思っている課題にも着目
結果
- 3フェーズの洗練を通じ,下記モデルを獲得
- 開発者の観点からの知見
- 達成が容易でない目的を持つこと,協力的な労働環境,同僚からのフィードバックが重要な要素
- メンタは自分が重要なフィードバックとモチベーションの発信元であることを自覚すること
- 雇用者の観点からの知見
- 開発者間,チーム間,部門間でどのように情報が共有されるか注意深く検討すること
- 継続する取り組みと変化させる取り組みを織り交ぜること
- ルーティンのような面白みのないタスクが開発者のモチベーションを下げる要因だから