著者/所属機関
Wei Wang (University of Texas) et al.
出典
ICST 2018
目的
マルチテナントなクラウド上でのアプリケーション性能保証
問題
マルチテナント環境では予測困難な性能のブレ(Uncertainty)が生じるため,ブレの影響を含めて性能保証するためには長期間のテストが必要となり,クラウド利用コストが嵩む
解法
下記手順を通じ,クラウド上での性能予測および性能要件を満たすか判定する手法を提案
- micro benchmarkを用いてクラウド上のリソースの性能のブレを測定・モデル生成
- ローカル実行結果とクラウド上でのサンプリング実行結果とを用いて対象アプリケーションのベースライン性能を導出
- 1,2の結果と,性能要件(e.g.95%の割合で実行時間120秒を超えない)を入力に,要件を満たすかを判定
結果
Chamelon cloudとAWSにて7種類のアプリケーションを評価し,手法による性能予測と実測とのズレが4.9%であること,手法適用時のクラウド利用コストを66.9%削減することを確認
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